製品規格及び壁の熱貫流率計算例
品番 | 厚さ(mm) | 幅×長さ (mm) | 重量※1 (kg/m²) |
EI認証対象 | 熱抵抗 ※2 [(m²・K)/W] |
熱貫流率 ※3 [W/(m²・K)] |
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ネオマフォーム | 総厚 | ||||||
FS-20 | 20 | 32.5 | 910×1820 | 9.2 | ● | 1.0 | 0.83 |
FS-25 | 25 | 37.5 | 9.4 | ● | 1.3 | 0.69 | |
FS-30 | 30 | 42.5 | 9.5 | ● | 1.5 | 0.59 | |
FS-35 | 35 | 47.5 | 9.6 | ● | 1.8 | 0.51 | |
FS-50 | 50 | 62.5 | 10.0 | ● | 2.5 | 0.37 |
- ※1 標準的な重量を示しています。
- ※2 ネオマフォーム単体(複合材料の断熱性能を含まない)の断熱性としています。
- ※3 壁体はネオマフォーム及び石膏ボードのみで構成され、かつ以下の数値を用いて算定しています。 石膏ボード熱伝導率:0.22[W/(m・K)]、石膏ボードの熱抵抗[m・W]:0.05、室内側熱伝達抵抗:0.11[(m²・K)/W]、室外側熱伝達抵抗:0.04[(m²・K)/W]
優良断熱材(EI)認証制度について
「優良断熱材認証制度」は一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会がすぐれた品質管理のもとに安定した断熱性能を有する優良断熱材(EI)を認証する制度です。省エネ基準適合義務化の断熱性能の確認において、JISと並ぶ第三者認証制度として利用できます。 (製品規格表の「EI認証対象」欄に、●印で示すものが、対象品番となります。)

ホルムアルデヒドの放散について
ネオマフォームFは、以下の材料で構成されていますので、内装の露出の有無に関わらず使用面積の制限なくお使いいただけます。
断熱材規格 | JIS A 9521フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ F☆☆☆☆、JIS A 9511フェノールフォーム保温板1種2号C F☆☆☆☆ |
面材 | アルミニウムはく |
接着剤 | 非ホルムアルデヒド系(規制対象外物質) |
特長
ネオマフォームFSは、ネオマフォームと普通石膏ボード12.5mmの複合品です。
市販の金属外装材と組み合わせて、壁30分防火構造(PC030NE-0121)を取得しており、また不燃材料(NM-3558)であるため、
準耐火建築物
<ロ準耐2>
に適用可能です。
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防火30分および不燃材料認定を取得しています。
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ネオマフォームの高断熱性により、高い断熱性を発揮します。
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外張り断熱で躯体を保護。面倒な熱橋計算も不要です。。
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重量は9.2kg/m²(FS-20)。躯体への負担を少なくします。
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内装なしの認定のため、現し仕上げも可能です。

施工状況

内装仕上がり状況
基本ディティール

一般部 水平断面詳細図

一般部 垂直断面詳細図
ネオマフォームFSの仕様例

- ネオマフォームFSは、ネオマフォーム側が屋外側(石膏ボード側を室内側)になるよう胴縁に取りつけて下さい。
- アルミ外装材は認定対象外となります。
- 認定対象内となる外装材は、防火認定での外装材仕様を基本とし、認定内容の詳細については、防火構造認定書にてご確認下さい。
- ネオマフォームFSは、L-25以上、Φ3.5以上のビスで幅方向@455以下、長さ方向胴縁ピッチ以下で固定して下さい。
- ※ビスは、ネオマフォーム部分を貫通させ、石膏ボード表面まで達するようにして下さい。なお、ビス穴の補修は不要です。
- スパンドレル型鋼板の取付けは、ネオマスパンビスⅡ(指定ビス)をご使用下さい。
- 胴縁はC-100×50×20×2.3以上とし、910mmピッチ以下とします。
- 胴縁の耐火被覆は不要です。
- ネオマフォームFSに使用する石膏ボードは、普通石膏ボードです。
基本事項
- 厚さ:0.40mm以上
- 長さ:12000mm以下
- 働き幅:105mm以上
- 山高さ:12mm以上
- 材質
- ①塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき銅板(国土交通省大臣認定番号:NM-8697)
- ②塗装溶融亜鉛めっき銅板(国土交通省大臣認定番号:NM-8697)等
- 形状:※空間断面積の規定はありません。
スパンドレル

※空間断面積の規定はありません。
施工フロー
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パネル取付
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パネル取付
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透湿防水シート施工 外装材施工
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外装材取付
注意事項・補足
- 防火認定(PC030NE-0121)をご使用の場合、認定書をご確認いただき記載内容を遵守して下さい。また、使用材料は必ず弊社「ネオマフォームFS」をご使用下さい。
- 保育園の場合は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(厚生労働省)」により、ロ準耐は適用できませんのでご注意下さい。
- 石膏ボード面が、雨などによる水濡れのないように十分にご注意下さい。
- ネオマフォームFSの室内側板間には金属製ジョイナーの設置を推奨します。
- クレーンでの揚重時は、パネルにヘコミなどが生じないように、パネルに同梱されている角あて部にスリングをかけて下さい。
- パネル及び施工精度により、板間にわずかな隙間が生じる事がありますが、防火性能上、特に問題はありません。
- 設計、施工にあたっては「ネオマフォームFS施工マニュアル」をご一読下さい。
- 金属外装材の設計・施工方法等については、各金属外装メーカーにお問い合わせ下さい。
※外装材として求められる風圧力や地震力等の外力については外装材で、防水性能については透湿防水シート等で確保して下さい。