EAZET(イーゼット)は、先端部に鋼管径に比べて1.87~3.00倍に拡大したらせん状の羽根材を設けた鋼管杭を直接地面に回転貫入させて支持杭とする、小口径の鋼管(直径114.3㎜以上355.6㎜以下)を用いた回転杭工法です。この先端羽根の効果により、鋼管径に比べて押込み及び引抜き方向に対して、大きな支持力性能が発揮されます。
杭の継手には溶接継ぎ手の他に、機械式継手であるCCジョイント・AKジョイントを採用、これまで時間を要していた溶接作業に比べて施工時間の大幅な短縮を実現し、天候や溶接工の技能に左右されにくい安定した施工が出来ます。
また、施工機械は専用小型施工機械を全国に配備し、これまで施工が困難であった狭隘地や上空制限下での杭施工を実現し、且つ、低騒音・低振動・無排土で実施します。
ATTコラムは、信頼性の高いテノコラム工法の技術を応用した「コラム」とスクリューパイルEAZET-Ⅱの技術を生かした「羽根付き鋼管」を合体したハイブリット杭です。コラムと羽根付き鋼管が一体化することで大きな支持力性能が発揮されます。発生残土は場所打ち杭やプレボーリング拡大根固め工法などのPHC杭と比べ大幅に低減する可能で、低振動・低騒音の環境にやさしい杭工法です。
ATTコラムは、コラムの築造工程と羽根付き鋼管の埋設工程の2工程により築造します。