採用事例
1.軟弱地盤への対応例
東京都東部の軟弱地盤にS2Fの工場を建設する場合のコストシミュレーションです。羽根径700‐コラム径1000の仕様で支持力を大きく取りつつ、杭本体部径216.3を採用することで、従来仕様のATTコラムよりコストダウンとなり、PHC杭に対してもコストメリットを発揮します。軟弱地盤の低層建築物に対しては、追加仕様のコストメリットが大きくなります。
対応例
■場所:東京都東部
■用途:工場
■構造:鉄骨造2F
完成イメージ図

杭伏図

土質柱状図

PHC杭、ATTコラム従来仕様とATTコラム追加仕様のコスト比較

注意:コストはある条件に基づいて、当社にて行った試算です。異なる結果となる場合もありますのでご了承ください。
2.大型物件への対応例
郊外に建ち並ぶ倉庫やショッピングセンターなどの大型物件に対しては、大型施工機械を投入し、能率の良い施工でコストメリットを出します。また、ATTコラムの低残土が更なるコストダウンに貢献します。
対応例
■場所:千葉県野田市
■用途:流通倉庫
■構造:鉄骨造3F
高支持力杭工法(節杭)とATTコラム工法のコスト比較

※コスト、残土量はある条件に基づいて算出しております。
土質柱状図

施工状況

大型施工機械を複数投入し、短い工期での施工を実現
完成写真

完成後
3.短期引抜き力を活用した耐震補強への対応例
引抜き力が発生する耐震補強外付けフレームの基礎には、大きな引抜き支持力が期待できるATTコラムが最適です。また、限られた搬入路・施工ヤードでの杭打設が要求されるため、ATTコラムのコンパクトな施工特性が活かされます。
対応例
■場所:東京都新宿区
■用途:新宿区アウトフレーム
耐震補強
杭仕様

土質柱状図

搬入・施工状況

通路幅2.7mを重機自走させて搬入しました

限られたスペースでの施工
完成写真


4.汚染地盤への対応例
土壌汚染区域にて基礎杭を打設する場合は、汚染のさらなる拡散リスクを伴うため、慎重な杭提案が必要となります。卓越した周面摩擦力を発揮するATTコラムでは、明確な支持層が無くても杭を止められるため、不透水層内で杭を打ち止め、汚染土の拡散を防ぎながら経済的な提案が可能となります。
対応例
■場所:埼玉県さいたま市
■用途:鉄塔
杭仕様

※不透水層内で杭を打ち止めるため、特別な杭長設定となっています。
杭伏図

土質柱状図


図1 汚染拡散イメージ

図2 土壌汚染対策法による
ガイドライン工法
図3 ATTコラムの場合
→汚染を拡散することなく、
短い杭長での打ち止めが可能
ガイドライン工法の詳細については、
こちらをご覧下さい。