店舗、事務所など、建物内部の居住性、快適性、省エネ性能を重視するご計画においては、内装仕上げと外壁材の間の空間を繊維系断熱材で充填する仕様が多く採用されます。
ネオマフォームとその関連製品でご提案するのは、外張り断熱工法です。熱橋の影響が小さく透湿しにくい材料のため、断熱性能の向上とともに結露発生の可能性が小さい仕様となります。
ここでは、ネオマフォーム外張り断熱工法と繊維系断熱材充填断熱工法を比較するため、厳冬期・盛夏期それぞれの外気条件及び想定される中でも厳しい室内条件での2次元シミュレーション、環境実験を実施しております(防湿層無)。
・仕様:
(1)ネオマフォーム外張り工法:
ネオマフォーム25mm、石膏ボード12.5mm
(2)繊維系断熱材充填工法:
石膏ボード12.5mm+9.5mm、
繊維系断熱材50mm充填(防湿層無)、
石膏ボード12.5mm
試験は、2次元シミュレーションと同条件とした。
冬季、夏季ともネオマフォーム外張り工法には結露が発生しなかったが、繊維系断熱材充填工法は、冬季には外装側石膏ボードと繊維系断熱材の界面で、夏季には繊維系断熱材と室内側石膏ボードの界面で結露が発生した。
冬季、夏季ともに繊維系断熱材充填工法は、胴縁を通じて熱が伝わっている様子が明確となっていた(サーモグラフ結果)。
また、ネオマ外張り、繊維系断熱材充填のいずれも、胴縁を貫通するビスの結露は見られなかった。
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