横断歩道橋(狭小地での基礎計画)/単柱式橋脚


基礎選定のポイント

過去の採用実績をもとに、EAZETの適用事例を基礎選定の観点からご紹介します。今回は、歩道橋を計画する際に、基礎採用の判断材料となった主な選定ポイントを整理しました。

採用例・構造体の特徴・案件の背景と課題

歩道橋は、自重は道路橋ほど大きくない一方で、地上に高く立ち上がる構造のため、基礎には意外と厳しい条件が出やすい構造物です。

採用例 構造体の特徴 背景・課題

横断歩道橋
(狭小地での基礎計画)/単柱式橋脚

 

  • ・道路上をまたぐため、地上に高く突出する
  • ・支柱・橋脚が細く、基礎面積も小さい
  • ・上部工が片側階段・スロープ・橋桁で構成される

歩道橋を設置する場合

  • ・既設道路、埋設物、近接構造物に配慮が必要
  • ・小さな基礎のため、地震時・風荷重
  • ・荷重の偏りにより、基礎にモーメントや引抜力が発生しやすい
  • ・施工ヤードが狭く、交通規制や夜間施工が前提になりやすい
  • ・杭位置・施工機械の配置に制約が出やすい
イメージ図

イメージ図

採用実績からみる主な検討条件

歩道橋は、水平力・引抜力への対応に加え、市街地施工ならではの制約も多い構造物です。ここでは、採用実績から見えてきた主な検討条件を整理します。

施工条件 地盤条件 設計条件 その他条件
  • ・道路上、歩道上での施工
  • ・施工ヤードが狭い
  • ・夜間・短時間施工が必要
  • ・重機配置や杭材搬入に制約
  • ・地盤条件により杭長がばらつく
  • ・中間層や硬質層への対応
  • ・地中障害物の発現
  • ・小さい基礎で支持力確保が必要になるため
  • ・水平力、モーメントが大きい
  • ・更に引抜力が発生する
  • ・既設構造物との近接
  • ・埋設物、道路施設の回避
  • ・交通規制への配慮
  • ・騒音、振動、残土への配慮

EAZETによる対応

施工条件への対応
↓
  • ・クレーン、プラントが不要
  • ・狭い施工ヤードでも対応可能
  • ・残土が少なく、夜間施工に適する
  • ・杭材を分割搬入し、現場で機械式継手施工可能
地盤条件への対応
↓
  • ・杭長調整により深い支持層にも対応
  • ・地盤条件に応じた杭仕様を選定
  • ・高トルク機械や先行掘削により硬質地盤施工が可能
  • ・障害物は事前撤去を依頼
設計条件への対応
↓
  • ・先端羽根により支持力、引抜抵抗力を確保可能
  • ・水平力に応じて杭径、杭本数を設定可能
  • ・小さな基礎に収まる杭径、杭本数の最適化を検討
その他条件への対応
↓
  • ・低騒音、低振動で市街地施工に適する
  • ・残土が少なく、周辺環境への影響を低減
  • ・既設物を避けた杭配置を検討可能
  • ・交通規制下での施工計画に対応

具体的な採用事例

幹線道路に設置される横断歩道橋関連工事は、道路の占有面積を最小限に抑え、短工期での施工を可能にした事例です。

Point
  • ・幹線道路に隣接する狭小ヤードで施工を実施
  • 水・セメントを使用しない工法のため、夜間でもコンパクトな施工計画が可能
平面施工範囲

平面施工範囲

夜間工事

夜間工事

施工後

施工後

土質柱状図

土質柱状図

設計・施工検討サポートのご依頼

構造物の種別・準拠指針・地盤条件・施工条件の組み合わせによって、最適な杭仕様や工法は大きく変わります。計画概要をご共有いただければ、EAZET/ATTコラムを用いた最適な杭仕様の検討、概算コスト・工期の目安、施工計画上の留意点をご提示します。 基礎設計の初期検討・工法比較の段階からご相談いただけます。またすべてのサポートは費用はかかりません。
「杭が必要かもしれない」という検討初期の段階から、お気軽にお声がけください。

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