擁壁(住宅地・道路拡幅・造成地・傾斜地における新設・更新工事)/RC構造(現場打ち・プレキャスト)


基礎選定のポイント

過去の採用実績をもとに、擁壁基礎へのEAZETの適用事例をご紹介します。今回は、住宅地・道路拡幅・造成地・傾斜地などで擁壁を計画する際に、地盤条件や施工条件、擁壁に作用する荷重などを踏まえ、基礎工法を選定するうえで判断材料となった主なポイントを整理しました。

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採用例・構造体の特徴・案件の背景と課題

擁壁に共通する構造上の特徴と、基礎計画で生じやすい課題を整理します。

採用例 構造体の特徴 背景・課題

擁 壁
(住宅地・道路拡幅・造成地・傾斜地における新設・更新工事)
/RC構造(現場打ち・プレキャスト)

 

  • ・背面土圧や上載荷重を受ける
  • ・転倒・滑動・支持の安定性確保が必要
  • ・擁壁形状により基礎への作用荷重が変化
  • ・地震時に後方杭へ引抜力が発生

擁壁を設置する場合

  • ・軟弱地盤では直接基礎の支持力確保が困難
  • ・不同沈下を抑え、擁壁の安定性確保が必要
  • ・道路や宅地境界付近では作業スペースが限定
  • ・傾斜や段差により大型機械・材料の搬入が困難
イメージ図

イメージ図

採用実績からみる主な検討条件

ここでは、採用実績から見えてきた主な検討条件を整理します。基礎形式の選定では、構造物の種類だけでなく、施工・地盤・設計・周辺条件を一体で確認します。

施工条件 地盤条件 設計条件 その他条件
  • ・道路上や宅地境界付近等限られた施工スペース
  • ・施工機械や杭材の搬入・旋回条件
  • ・歩道部や一車線規制内での施工可否
  • ・擁壁の曲線部や部分施工への対応
  • ・支持層の深さ・傾斜・起伏
  • ・軟弱層の厚さと分布
  • ・中間層の硬さと杭の施工性
  • ・地震時の押込み・引抜きへの対応
  • ・杭体応力・変位・杭頭接合部の照査
  • ・鉛直荷重・水平力・転倒モーメント
  • ・擁壁底版内での杭本数・杭配置
  • ・擁壁・基礎・仮設工事を含めた工事費を抑えたい
  • ・隣接建物・既設道路への影響抑制
  • ・擁壁高さと底版寸法

EAZETによる対応

施工条件への対応
↓
  • ・小型施工機械により狭小地で施工可能
  • ・搬入条件に応じて杭材を分割施工
  • ・歩道部や一車線規制内で施工可能
  • ・擁壁形状に応じて杭配置や施工手順を調整
地盤条件への対応
↓
  • ・支持層深さや傾斜に応じて杭長設定
  • ・EAZETは軟弱層下の支持層まで無水で施工
  • ・中間層の硬さに応じ先行掘削を併用
設計条件への対応
↓
  • ・押込み力・引抜力・水平力を照査
  • ・応力や変位を考慮した杭径・板厚設定
  • ・鉛直・水平力・転倒モーメントを照査
  • ・擁壁底版内で杭本数や並行・千鳥配置を検討
その他条件への対応
 
  • ・最適な施工機械が基礎工事・仮設工事費を低減
  • ・低騒音低振動施工で周辺影響を抑制
  • ・擁壁形状に応じた最適杭種を検討

具体的な採用事例

がけ崩れの発生する可能性のある急傾斜地エリアの擁壁の基礎として採用されました。民家脇での工事のため、住宅環境に配慮した低騒音・低振動のEAZETが選ばれました。

Point
  • ・民家が隣接する小スペースでも施工が可能
  • ・近隣の住宅環境(騒音・振動)に配慮した施工が可能
  • ・必要資材が機械、杭材のみのため搬出入車両が少ない
  • ・施工期間を短縮し、近隣への影響を低減

Lタイプ機による民家隣接施工風景

杭基礎工平面展開図

断面図

擁壁完成図

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構造物の種別・準拠指針・地盤条件・施工条件の組み合わせによって、最適な杭仕様や工法は大きく変わります。計画概要をご共有いただければ、EAZET/ATTコラムを用いた最適な杭仕様の検討、概算コスト・工期の目安、施工計画上の留意点をご提示します。基礎設計の初期検討・工法比較の段階からご相談いただけます。またすべてのサポートは費用はかかりません。

「杭が必要かもしれない」という検討初期の段階から、お気軽にお声がけください。

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