基礎TOPICS Vol.33
土木構造物へのEAZET適用実績のご紹介
EAZET工法は、1994年に鋼管回転杭として初めて大臣認定を取得して以降、建築分野を中心に活躍してきました。一方、土木分野では、2007年に建設技術審査証明を取得し、
以降、鉄道会社や電力会社などの民間企業が所有する民間土木構造物、自治体・国が整備する公共土木構造物においても数々の実績を積んでまいりました。
基礎TOPICS Vol.33では、公共土木構造物の実績の概要についてご紹介いたします。

2007年 建設技術審査証明取得
2014年 H24年度版道示 建設技術審査証明に更新
様々な公共土木構造物を支えるEAZET工法
国土交通省、自治体、高速道路会社等が発注する土木工事において、これまでEAZET工法を採用頂いた事例は681件に上ります。下の円グラフは、その内訳を示しており、小規模なものを中心に非常に様々な構造物に用いられております。水管橋における施工が最も多く、続いて橋梁や歩道橋、浄水場関連設備の基礎と並びます。
【公共土木構造物実績の内訳】

※内訳の詳細については、別途弊社までお問い合わせください。
これらの構造物の施工現場は、往々にして施工ヤードが限られていることから、狭隘地での施工性に優れたEAZET工法を活用いただいております。
この他、函渠や開渠、擁壁における事例も多数ございます。一般的に、これらの構造物は地盤改良にて必要な地盤反力を満たすことが多いですが、
軟弱地盤の層が厚い場合には、杭基礎を採用頂いた方が経済的なケースもあります。また、排土が全くなくセメントミルク等を使用しないことから、
水路や河川近傍においても水質汚濁の心配もなく安心して工事を進めていただけます。
一方で、「その他」につきましては、道路標識や交通情報を掲載する表示板、照明塔などの工作物、防災無線用鉄塔等が多く含まれます。
大掛かりな重機や仮設構造物を必要としないことから、これらの基礎としても気軽に活用いただけます。
都道府県別の実績

都道府県別の実績についてみていきましょう。
杭が用いられるほどの「軟弱地盤」が多く、施工ヤードが「狭隘地」になりがちなエリアから、首都圏をはじめ中部・関西都市部、地方の主要都市(宮城県、福岡県、広島県等)にて実績の多い傾向となっております。
また、EAZET工法は、全国どこの現場へも安定して材料が供給できるように、製造拠点を配備しております。
「受注したものの、他工法では施工できない」といった現場でのトラブルにも、弊社へご相談いただければ柔軟に対応させて頂きます。


開渠の施工事例(施工機械:M機)
水路内での施工

施工後

水管橋耐震補強の施工事例
(施工機械:L'機)