基礎TOPICS Vol.47
杭撤去が容易な環境に優しいEAZET工法
仮駅舎用に杭を打設、4年後に杭撤去
駅舎改築の為の仮設駅舎建設用にφ190.7、φ216.3、φ267.4、φ318.5を16m、合計約100本の杭を打設、4年後の新駅舎完成に合わせて打設した杭のほぼ全数を逆回転により引き抜き撤去しました。
一般的なケーシングを使用する杭撤去に対して、EAZETは逆回転で容易に撤去できることから仮設構造物や借地でも多く活躍しています。
また、引抜いた杭材は、鉄材としてリサイクルに回すことができるため環境に優しい杭工法です。





1.杭頭にキャップをセット

2.逆回転により引き上げる

3.継手部を解体する
(溶接継手の場合は溶断)

4.逆回転して先端まで引き上げる

5.引き上げた杭を安全に仮置きする

6.元請様に回収いただく
※鋼管杭撤去時の注意点
●杭頭部に回転用ピースを取り付ける必要があるため、お打ち合わせにより施工方法の決定が必要です。
●杭頭付近に鉄筋がある場合は事前に切断をお願いいたします。
●施工機械が杭芯位置に寄り付くことが出来る様、整地をお願いいたします。
●引き抜いた杭体の処理(清掃、集積含む)について、元請様にて実施頂く様お願いいたします。
施工実績が豊富なEAZET工法の引抜き撤去
既存杭(EAZET)の杭仕様の詳細を把握できるため、最小限のリスクで杭撤去を実現します。さらに、既存杭撤去後の杭打設も弊社で管理することができますので、 杭撤去を伴う工事をご検討の際は、ぜひお問い合わせください。
施工データを活用した既存杭撤去
(全国で40,000件を超える累計施工実績)
・既存杭の仕様(材質、厚みなど)を把握
・鋼管杭の継手部の仕様を把握 機械式 or 溶接
・施工深度の把握
・打設時のデータより適切な歩掛を把握 ...etc
⇒健全な状態での杭撤去が可能
既存杭撤去リスクを最小限に
杭仕様が不明な場合の既存杭撤去のリスク
杭撤去の失敗(杭の破断)
粗雑な撤去によるクレーム
Webセミナー【PILE ACADEMY Vol.004】のご案内

土木構造物への鋼管杭の適用事例のご紹介
■講演内容
1.張出車道+鋼管杭による道路拡幅の施工事例のご紹介
2.弊社担当者より
・EAZET工法のH29道路橋示方書への対応に関する説明
・EAZET工法の土木構造物施工事例紹介
~水管橋、ステンレスタンク、歩道橋他~

■ 講演者紹介
工業会名:ロードプラス研究会
設立:2009年11月26日
目的:張出車道(ロードプラス)の技術向上並びに製品の利用促進
講演者:ランデス株式会社 技術本部長 小野 修司 氏
■ 開催日時
11月21日(火)16時30分~17時45分
※時間は若干前後する可能性があります。