小型機械(SS機、SS’機)~土木分野での適応性について~

弊社の羽根付き鋼管杭の特長について

EAZETとATTコラムの特長を元に、必要となる施工敷地と発現できる支持力の関係を図示してみました。


狭小地、省スペース等、施工現場の多様化への対応

令和7年度は、防災・減災および国土強靱化のための5か年加速化対策の最終年度を迎え、各種取り組みの加速が求められています。 近年頻発する豪雨や地震被害を踏まえ、高度成長期に整備されたインフラの老朽化対策や、南海トラフ地震・首都直下地震への備えの重要性が再認識されています。 そのため、5か年加速化対策の中には、農業水利施設(排水機場等)の整備、水田の貯留機能向上(田んぼダム等)、防災重点農業用ため池対策、 高架道路の避難階段整備、信号機電源付加装置の設置など、目標達成年度が前倒しされている分野も見られます。


一方、電力・石油・ガスといった民間土木の中心分野でも、老朽化構造物の修繕や改築時に基盤構造の強化が急がれています。 これらの案件では、現場が狭小かつ厳しい条件下での施工が多く、土木分野で公的評価を取得している弊社の強みを活かし、貢献できる機会が増えていると考えます。

SS機、SS’機をご紹介します。

弊社では、下記の小型機をSS機、SS’機と呼称しており、建築・土木問わず年間20件前後の物件を施工しています。
SS機とSS’機は、重量、寸法、トルク性能が違います。その説明をいたします。

【重量】
機械重量は、標準機(DHJ-15など)の重量16~18tに対してSS機は約1/2、SS’機は約2/3程度になります。
SS機 :4.5t~5t
SS’機 :12t

【寸法】
SS機は、身近なものであればファミリーバンより小さく、SS’機でもファミリーバンより一回り大きい程度の寸法になります。(下図参照)
機械幅(mm)×機械長(mm)×施工時機械高さ(mm)
SS機 :1,450×3,600~3,800×1,900~4,200
SS’機 :1,550/1,750~1,950×4,500~5,000×1,900~5,000


【トルク値】
施工提案時には、鋼管の短期ねじり強度(490材)を目安にして、地盤から受ける抵抗(トルク値)や杭長、過去の近隣実績も総合的に考慮して施工杭種を提案していきます。 φ114.3(細径)~φ216.3程度まで提案が条件によっては可能です。
SS機 :30(kN・m)
SS’機 :80(kN・m)


鋼管短期ねじり強度

鋼管短期ねじり強度


最後に...

このような機械特長を有効に活用いただくためには、土木分野の技術評価と施工実績が最も重要と考えています。
”杭が必要かも”の時は、羽根付き鋼管杭:旭化成建材をご用命ください。


建築分野はもとより、土木分野でもお客様のニーズに応えられるように心掛けていきます。
是非、お問い合わせフォームまたは下記HPをご利用ください。


お問い合わせ|EAZET(イーゼット)
お問い合わせ|ATTコラム(アットコラム)
旭化成建材の鋼管杭- 基礎系製品・工法のパイオニア

TOP