基礎TOPICS Vol.50

ATTコラム工法  全国実績分布

採用しやすい地盤は、全国に散らばっています!

ATTコラム工法は、高品質の地盤改良コラムと、多翼式羽根付き鋼管を組み合わせることで、鉛直支持力、引抜支持力、 水平抵抗力それぞれについて高い性能を発揮する杭工法です。2002年の発売開始以来、全国の様々な建設現場で、累計8,000件を超える杭施工実績があります。

特徴は、
高い支持力性能
周辺地盤を緩めることなく築造されたコラムと羽根付き鋼管が一体化して大きな鉛直支持力、引抜き支持力、水平抵抗力を発揮します。

地盤に応じた柔軟な設計
コラムと羽根付き鋼管が一体化して発揮する大きな周面摩擦力・先端支持力を活用し、多様な地盤で経済的な設計を可能にします。
特に支持層が深い地盤や明確な支持層がない地盤でも大きな周面摩擦力を活用した設計が可能です。

市街地・狭隘地での施工
施工機械は、搬入路・敷地条件・環境に合わせて選択できるので、市街地や狭隘地でも円滑な施工が可能です。

発生残土量の低減
原地盤を利用してコラムを築造するため、場所打ち杭などの工法に比べて発生する残土量を低減できます。

●ATTコラムの事例紹介(基礎TOPICS Vol.38 “空間を活かしたい”を実現する ATTコラム工法)
●ATTコラムの引抜支持力について(基礎TOPICS Vol.21 ATTコラム 引抜き支持力&事例)

追加仕様も認定取得しています!

特に、軟弱地盤でコストメリットを追求できるように羽根枚数を少なくできる仕様を追加認定取得しています。

●ATTコラムの仕様はこちら
(基礎TOPICS Vol.23 ATTコラム 追加仕様特集)

地盤から決まる摩擦力がそれほど大きくない場合には、適切な羽根枚数で支持力を期待することができますのでコストダウンも図ることができます。


全国採用分布 ATTコラム工法採用実績マップ

ATTコラム工法は、軟弱地盤や狭隘地施工を得意とする摩擦杭であり、耐震補強や鉄塔、中低層の建築物、土木構造物など様々な用途で活躍してきました。
採用実績を地図上にプロットし、ATTコラム施工実績のあるエリア、地盤的にATTコラムに適しているエリアをご紹介致します。

【北海道エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト10

1位:北海道札幌市
2位:北海道千歳市
3位:北海道釧路市
4位:北海道岩見沢市
5位:北海道河東郡鹿追町
6位:北海道石狩市
7位:北海道檜山郡上ノ国町
8位:北海道函館市
9位:北海道江別市
10位:北海道虻田郡倶知安町

【東北エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト10

1位:秋田県秋田市
2位:宮城県石巻市
3位:福島県郡山市
4位:岩手県盛岡市
5位:福島県福島市
6位:宮城県登米市
7位:山形県山形市
8位:山形県酒田市
9位:山形県鶴岡市
10位:山形県天童市

【関東・甲信越エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト15

1位:埼玉県さいたま市
2位:神奈川県川崎市
3位:東京都足立区
4位:新潟県上越市
5位:東京都江戸川区
6位:東京都江東区
7位:埼玉県川口市
8位:東京都葛飾区
9位:神奈川県横浜市
10位:東京都大田区
11位:東京都墨田区
12位:千葉県船橋市
13位:東京都港区
14位:新潟県新潟市
15位:東京都品川区

【中部エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト10

1位:愛知県名古屋市
2位:愛知県安城市
3位:静岡県浜松市
4位:静岡県静岡市
5位:石川県金沢市
6位:三重県四日市市
7位:愛知県あま市
8位:愛知県津島市
9位:愛知県東海市
10位:静岡県富士市

【近畿エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト10

1位:大阪府大阪市
2位:大阪府東大阪市
3位:京都府京都市
4位:大阪府寝屋川市
5位:大阪府堺市
6位:大阪府吹田市
7位:兵庫県尼崎市
8位:兵庫県神戸市
9位:大阪府豊中市
10位:滋賀県大津市

●関西の事例紹介はこちら
基礎TOPICS Vol.29 ATTコラム関西地区施工特集

【中国・四国エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト10

1位:広島県福山市
2位:島根県浜田市
3位:広島県広島市
4位:山口県岩国市
5位:徳島県徳島市
6位:広島県東広島市
7位:山口県下関市
8位:島根県出雲市
9位:山口県宇部市
10位:広島県三原市
10位:岡山県真庭市

【九州エリア】ATTコラム採用実績件数の多いエリア ベスト5

1位:福岡県福岡市
2位:宮崎県宮崎市
3位:宮崎県延岡市
4位:熊本県菊池郡大津町
5位:長崎県長崎市

このマッピングを作成したことにより、ATTコラム工法の採用は都市部や河川近く、平野部などに多いことが分かりました。
これらの地域に設計・建設する場合、軟弱地盤を有効に活用することがお客様のコストメリットにつながっているのではないかと考えています。
最後に各地区のコメントをご覧下さい。支持層が深いなど、当該地区の検討がある場合には是非参考にして頂きたいと思います。

●札幌・担当者のコメント

道央圏および函館地区、道東方面は非常に支持層が深い地域があります。ぜひ、経済設計のご提案の1つとしてご検討ください。

●仙台・担当者のコメント

青森市、八戸市、秋田市、酒田市、石巻市など沿岸部で支持層が深いエリアでの採用が多くなっております。また、郡山市、山形市、盛岡市などの事例では、中間層が荷重によっては安定せず、支持層となる岩盤が深く不陸しているため、ATTコラムで杭長を短く抑え、ご採用いただくケースが多いです。ぜひお気軽にご相談下さい。

●東京・担当者のコメント

東京都東部〜千葉県西部にかけての沿岸部は支持層が40〜50m程度と深く、マップの通りATTコラムの実績が多いエリアになっています。沿岸部の工場内の設備基礎でもご採用頂くケースがあります。採用実績No.1のさいたま市周辺は明確な支持層がなく、支持杭では杭長が長くなってしまうエリアです。杭長を短く設定したATTコラムを採用頂くケースが多いです。上越市をはじめとする新潟県エリアは、明確な支持層がない砂地盤でATTコラムは相性は良いです。

●名古屋・担当者のコメント

名古屋市内は西部の中区、中川区、中村区での採用が多い(支持層が深い)です。静岡については、静岡市(特に葵区~清水区にかけて)と、浜松市の一部、また、ベスト10には入っていませんが袋井市での採用も増えて来ています。金沢市内は支持層不陸のあるエリアで採用頂くケースがあります。

●大阪・地区担当者のコメント

地盤としては、大阪の東部(東大阪・寝屋川など)や湾岸部(堺・尼崎・神戸など)の明確な支持層が深い地域でご採用いただいております。

●広島・担当者のコメント

広島市内は支持層が深く表層付近は液状化する恐れがありますが、検討の前提条件により、ATTコラム工法の採用が可能です。呉市や尾道市、庄原などではATTコラム工法が採用できる地盤です。また、山陰地方(島根県~鳥取県)も軟弱地盤があり、ATTコラム工法に適している地盤です。最近では、岡山県倉敷市の実績も増えてきています。四国エリアは、愛媛県の大洲・宇和島市、新居浜地区、高知県では高知市内・四万十市、徳島県では徳島市内・鳴門市がATTコラムに適している地盤です。

●福岡・担当者のコメント

エリア的な偏りは少なく、九州全域満遍なくご採用頂いております。都市部では、間口の狭い中規模構造物へもご採用頂いております。


ATTコラム工法の検討依頼・ご相談はこちら

上記、ATTコラム工法の採用実績マッピングについては、採用の目安であり、構造物の条件や特殊な地盤条件ではATTコラムが採用頂けないケースもあります。
具体的な案件のご相談、コストイメージの把握、など参考でも構いませんので、ご相談頂けますと幸いです。宜しくお願い申し上げます。

●お電話でのお問い合わせ(営業時間 9:00~12:00 13:00~17:45)
●インターネットでのお問い合わせ


TOP