コラム

JIS A 9511 厚さ収縮率測定試験の結果をご紹介

このたび、ネオマフォームのパイプカバーにて実施した厚さ収縮率測定試験(JIS A 9511)[2020年実施]の結果を以下にご紹介します。

厚さ収縮率測定試験の概要

本試験は通常ポリエチレンフォーム保温筒での試験規格となりますが、ネオマフォームの特性を理解するうえで参考に実施しました。

本試験では所定の温度に調整した配管に保温筒をかぶせ、168時間(7日間)経過後の厚さ収縮率を測定するものです。

通常JIS A 9511ポリスチレンフォーム保温筒の規格においては、その試験温度を【70℃±5℃】(ポリエチレンフォーム保温筒1種)または【120℃±5℃】(ポリエチレンフォーム保温筒2種)のいずれかにて行われますが、ネオマフォームの場合はさらに高温における確認のため【120℃±5℃】、【180℃±5℃】の2通りの条件下にて実施いたしました。


<試験時の写真>

試験結果>>厚さ収縮率約1%

結果は下表の通り、いずれも【収縮率約1%】となり、高温での減量が少ないという結果が示されました。
しかしながら、これは使用できる温度の上限というわけではなく、実際の使用条件や状態を考慮したうえで採用可否を検討することが肝要となります。 少なくとも常時100℃を超える環境においては、個別の検討が必要となってきますので、ご採用をお考えの際はお気軽にご相談ください。

ネオマフォームは低温から高温まで幅広く対応します|CIP・SIP温度に最適

上記試験でも確認された通り、ネオマフォームは高温において素材の安定性が高い製品です。
特に食品・医薬工場をはじめとした【CIP・SIP殺菌】で運用を行うプロセス配管やタンクなど、瞬時的に100℃付近まで温度が上昇する箇所において、ネオマフォームが最適な選択肢の一つとなります。

今まで発泡プラスチック系の断熱材の使用をあきらめていたお客様に新たな選択肢として、ぜひネオマフォームをご検討ください。

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