基礎工事の省力化と工期短縮という
時代のニーズにむけて
旭化成建材から画期的な工法をご提案
市場のニーズにマッチした杭工法を開発してきた
旭化成建材が、市場環境の変化とお客様の課題解決に
直結した、新たな工法を開発!
建物の改修工事や増築工事、限られたスペースでの構造物の新設などに対する世の中のニーズは高まっています。また、労働環境の変化、法規制などにより作業時間が制限されるなど、工期の長期化や、人手不足、コストの上昇…などの懸念が業界内に潜んでいることも事実です。
EAZET、ATTコラムという狭小地にも対応した杭工法の開発を行ってきた旭化成建材は、このような市場の変化をとらえ、基礎工事の省力化と工期短縮といった現場のニーズに応える「J-DAIA工法」という全く新しい発想の工法を開発しました。
こういった現場での省力化と工期短縮などについて
お困りごとはございませんか?

こういった現場以外にもJ-DAIA工法は多様な現場で活躍しています。
「どうやって基礎工事を省略化できるの?」
現場の課題を解決し続けている注目のJ-DAIA工法とは?
J-DAIA工法は、さや管接合部材、JDボルトおよび無収縮モルタルを用いて鋼管杭と鉄骨柱を直結させる工法で、いわゆる1柱・1杭基礎の構造形式を形成する工法です。
鉄筋コンクリートの基礎工事がなく配筋・型枠・生コン打設も不要となるため、基礎工事の省力化と工期短縮、コストダウン、作業の安全といった、現場のご担当者様のお悩みを一気に解決に導く画期的な工法となっています。
気になる構造安全性については、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明第13-09号)を取得しているため、安心してご利用いただけます。
適用範囲
建築技術性能証明にて認められた本工法が適用できる構造物は「建築物においては、建築高さ13m以下、かつ階数は3以下、工作物においては、 高さ13m以下」です。ただし、無収縮モルタルの使用可否は建築主事様の判断によるため、原則として確認申請が不要な物件を対象としています。
ご設計にあたって
本工法の設計に際しては、工法の設計指針を十分にご理解頂くことが必要です。 設計をご検討される際は、ご一報いただければ、当社から設計者様へ直接ご説明をさせていただきます。

日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得(平成26年1月20日付)
J-DAIA工法の主なメリット
J-DAIA工法は、杭と柱を直接つなぐことで工程を簡略化し、全体の工期を短縮します
鉄筋コンクリート工事が不要で、大幅に掘削量を削減できます
これにより、地中埋設物や地中梁の影響を受けやすい現場でも基礎を大きくする必要がなく、
掘削量も抑えられます
適用範囲の杭や柱の組み合わせにおいて、接合部が保有耐力接合を満たしています
(杭や柱に先行して接合部は壊れない設計)
J-DAIA接合部と杭、柱の適応組合せ表
J-DAIA 接合部 (記号) |
適応鋼管杭(本体) F値325N/mm2以下 |
適応柱材 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
角形鋼管 F値295N/mm2以下 |
円形鋼管 F値325N/mm2 |
H形鋼 F値235N/mm2 |
||||||
外径(mm) | 板厚(mm) | 外径 | 板厚(mm) | 外径 | 板厚(mm) | サイズ | ||
JD30 | 165.2 | ≦7.1 | □-100x100 □-150x150 □-175x175 |
≦12 ≦9 ≦6 |
φ-165.2 | ≦7.1 | H-100x100x6x8 H-125x125x6.5x9 H-150x150x7x10 H-148x100x6x9 H-194x150x6x9 |
H-150x75x5x7 H-175x90x5x8 H-200x100x5.5x8 |
JD35S | 190.7 | ≦7.0 | □-150x150 □-175x175 □-200x200 |
≦12 ≦9 ≦6 |
φ-190.7 | ≦9.0 | H-150x150x7x10 H-175x175x7.5x11 H-148x100x6x9 H-194x150x6x9 |
H-175x90x5x8 H-200x100x5.5x8 H-250x125x6x9 |
JD35M | 216.3 | ≦12.7 | □-175x175 □-200x200 □-250x250 |
≦12 ≦12 ≦6 |
φ-216.3 | ≦12.7 | H-175x175x7.5x11 H-200x200x8x12 H-250x250x9x14 H-194x150x6x9 H-244x175x7x11 H-294x200x8x12 |
H-200x100x5.5x8 H-250x125x6x9 H-300x150x6.5x9 |
JD40 | 267.4 | ≦15.1※ | □-150x150 □-175x175 □-200x200 □-250x250 □-300x300 |
≦12 ≦12 ≦12 ≦16 ≦9 |
φ-267.4 | ≦15.1 | H-200x200x8x12 H-250x250x9x14 H-300x300x10x15 H-244x175x7x11 H-294x200x8x12 H-340x250x9x14 |
H-250x125x6x9 H-300x150x6.5x9 H-350x175x7x11 |
JD45 | 318.5 300.0 |
≦12.7 ≦16.0 |
□-200x200 □-250x250 □-300x300 □-350x350 |
≦12 ≦16 ≦12 ≦9 |
φ-300.0 φ-318.5 |
≦16.0 ≦12.7 |
H-250x250x9x14 H-300x300x10x15 H-244x175x7x11 H-294x200x8x12 H-340x250x9x14 |
H-250x125x6x9 H-300x150x6.5x9 H-350x175x7x11 H-400x200x8x13 |
JD50 | 355.6 350.0 |
≦12.7 ≦12.0 |
□-200x200 □-250x250 □-300x300 □-350x350 |
≦12 ≦16 ≦19 ≦12 |
φ-350.0 φ-355.6 |
≦16.0 ≦12.7 |
H-250x250x9x14 H-300x300x10x15 H-350x350x12x19 H-244x175x7x11 H-294x200x8x12 H-340x250x9x14 H-390x300x10x16 |
H-300x150x6.5x9 H-350x175x7x11 H-400x200x8x13 |
※ただし、F値325N/mm2の杭を用いる場合はφ267.4x12.7までとする
接合部にて杭の水平方向偏心・傾斜の吸収が可能となります
JDキャップと杭をずらして設置できるため、杭の偏心(40mmまで)傾斜を吸収可能
ずれを吸収するしくみ(杭頭形状詳細)

在来工法に比べ掘削量を大幅に削減できるため、工期短縮が可能です
杭と柱を直接つなぐことで鉄筋コンクリート工事をなくし、配筋、型枠、生コン打設が不要に
型枠工事、鉄筋工事、コンクリート工事が必要で施工性が悪い
基礎が大きくなるため掘削量が非常に多い


杭と柱を直接つなぐことで鉄筋コンクリート工事(配筋、型枠、生コン打設)が不要となり、掘削量の大幅削減と工期の短縮を実現します

溶接が難しい作業条件・現場でも、溶接が不要なうえに品質も安定します

仮囲いが不要または小規模に抑えることができるため、
工期の短縮に加え、少人化を実現
仮囲い範囲
約3.6m

在来工法

仮囲い不要!

J-DAIA工法(施工箇所を塞いだ例)
J-DAIA工法によって、以下のように工程・工種を大幅に削減することが可能です

J-DAIA工法の性能について
J-DAIA接合部は以下の6種類の主要部品、及び材料が使われ、「JDボルト接合部」と「JDキャップ接合部」で構成されています。
既往の露出柱脚の設計で評価できると考え、主にJDキャップ接合部を対象にした実験を実施しています。
J-DAIA主要部品及び材料
柱ベース
JDキャップ
JDボルトセット
JD座金
杭頭プレート
無収縮モルタル