住宅向けEAZET工法
1. はじめに
イーゼット工法は元来鉄骨住宅向けの杭基礎工法として開発されてきた経緯があります。その高い支持力性能、信頼の施工管理を活かした形で、住宅建築全般の杭工法としてのご提案を積極的に行っていきます。

2. 地盤調査、構造計算
住宅の設計に際して、基礎と地盤というのは、安定した住宅設計のためには決して避けては通れない用件です。まずは、そのご計画地の地盤性状について、しっかりと把握することをお奨めいたします。
3. スウェーデン式サウンディング試験
一般に住宅などの地盤調査として採用されている地盤調査方法。

標準貫入試験
最も広く行われている地質調査方法、試験の際に乱した土の試料が得られるので、地層の土質を直接観察することもできます。土の強さをN値として観測、同時に土質についても知ることができます。
一般的にボーリング試験ということも多くなっています。

4. 近隣ボーリングデータの収集
既存建物の関係で現地での地盤調査が事前に行うことができない場合、近隣の地盤データを参考にして基礎の設計を行うことがあります。各行政機関などで近隣データの閲覧が可能なことが多く、参考とすることが可能です。
5. 構造計算(建物の重さ)の把握
建築される建物の重さによって、必要とされる基礎構造が決定されます。たとえば、2階建住宅よりは3階建住宅のほうが単位面積あたりの荷重は大きくなり、基礎構造への特別な配慮が必要となります。また、住宅の構造によっても左右されます。一般的には「木造住宅<鉄骨住宅<RC住宅」の順で単位面積あたりの荷重は大きくなります。
地盤調査の結果、地耐力が十分でない、と判断された場合、杭基礎などの基礎補強が必要となってきます。一般的には、地耐力が30kN/m2未満の場合、杭基礎が望ましいとされています。
杭基礎を前提とした基礎
木造住宅の場合
一般の木造住宅基礎では、布基礎、ベタ基礎の二つの形式が考えられます。その場合、基礎の配筋に応じてイーゼットを配置しますが、通常2mピッチぐらいのケースが多くなります。
一般布基礎配置例
杭本数:32本
イーゼットの支持力性能はきわめて高く、2mピッチの杭配置を行うと杭支持力の総和、建物荷重を考慮すると、本数が過剰になり杭設計として不経済になります。したがって、基礎梁形式を採用して、杭本数を減らすことで安定かつ経済的な木造住宅向けの杭設計が可能になります。
基礎梁形式採用例
杭本数:9本
鉄骨住宅
基本的な骨組みが鉄骨で構成される住宅です。鉄骨の種類によって重量鉄骨、軽量鉄骨に分類されます。重量鉄骨ではラーメン構造で、上部荷重は柱下に集中するケースが多いようです。軽量鉄骨造の場合、布基礎上に多くの柱が設置され、荷重の分布も木造住宅に似た分布を示すことがあります。 住宅メーカーの仕様では独自の鉄骨構造を採用されている住宅製品が多く見受けられます。
RC住宅
RCで構築される住宅は、荷重も大きく、基礎構造に多くの配慮を行う必要があります。壁式構造、ラーメン構造の二つの形式が想定され、それぞれの荷重分布に応じてイーゼットを配置します。
立面図
杭伏図
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