施工

Q1 隣棟壁面からヘーベル壁面までの間隔が狭くクリアランスが取れません。クリアランスは最低どれくらい必要ですか?

A 建物の規模にもよりますが、低層であっても足場上で人が作業するためには最低60cmは必要です。
また、狭隘地施工では、シーリングの押さえをするために肩が入る25cm程度はほしいものです(それ以下だと手が入らずシーリングが打てません)。その際には壁面に雨がまわらないよう上部を塞ぐ措置をお願いします。


Q2 外壁にヘーベルを使用しますが、外部足場の最上部の布はどの程度パラペット(パネル)から高くしておけば良いですか?

A パネルはウインチとナイロンスリングで吊り上げます。そのために、吊り代として1m以上は高くしておく必要があります。


Q3 パネルが現場で欠けたのですが、どの程度なら補修して使用してもいいでしょうか?

A 「JASS21ALCパネル工事」(日本建築学会)では補修して使用できる欠損部分の大きさの目安を掲載しています。

パネルの補修限界(補修して使用できる欠損部分の大きさの目安)
角欠け
パネル長さ方向の欠け
b≦80mm
ℓ≦300mm
パネル幅方向の欠け
ℓ≦h/2
b≦80mm
側面の欠け d≦40mm
ℓ≦300mm
※ 斜線は欠損部分を示す 「JASS 21 ALCパネル工事」より


Q4 既存のALC外壁、間仕切壁パネルにひび割れが発生しました。補修方法はどのようなものがありますか?

A ALCパネルに生じたひび割れの補修方法は大きく分けて2種類(シール工法、樹脂注入工法)があります。ひび割れ幅に応じて下記の工法を使い分けてください。
詳しくは「ALC外壁補修工法指針(案)・同解説」(日本建築仕上学会)を参照ください。

<ご参考>同資料には下記のように記載されています。

0.3mm未満 → シール工法
0.3mm以上1.0mm未満 → 樹脂注入工法、Uカットシール材充填工法、Uカットモルタル充填工法
1.0mm以上 → Uカットシール材充填工法、Uカットモルタル充填工法