へーベルライトとは
ヘーベルライトの構造

ヘーベルライトはパネルの厚さの中心部分に防錆処理を施したラス網※を内蔵し、軽量気泡コンクリート(ALC)と一体成型されています。ヘーベルライトの均質な強度と加工性の良さの秘密は、このような独自の構造を持つことにあります。
※長尺パネル、コーナーパネルについては搬送時、ハンドリング時の荷重等を考慮して、補強材に鉄筋を用いています。

ヘーベルライトの物性
ヘーベルライトは乾燥収縮や熱膨張率が小さく、反り、たわみなどの変形が起こりにくい安定した材料です。
ヘーベルライト物性一覧表
項目 | 物性値※ |
---|---|
密度 | 600kg/m3【気乾】 |
圧縮強度 | 4.0N/mm2【気乾】 |
曲げ強度 | 1.0N/mm2【気乾】 |
全面吸水率 | 33vol%(21日間) |
一面吸水率 | 12vol%(21日間) |
透水 | 4.8cm(水頭20cm24時間) |
乾燥収縮率 | 0.05%以下 |
透湿比抵抗 | 5.33×103m・h・Pa/g (湿度84.5%時) |
熱伝導率*1 | 0.17 W/(m・K)【気乾】 |
比熱 | 1047J/(kg・K) |
熱膨張率 | 7×10-6【常温】 |
質量 | 30kg/m2【気乾】 |
※物性値はメタルラスを除く母材部分の測定値の代表値です
*1平成28年省エネルギー基準関係技術資料に記載されている値は、0.19 W/(m・K)です。
ヘーベルライトの適合規格
および工事仕様
ヘーベルライトはJIS A 5416軽量気泡コンクリートパネル「ALCパネル」の薄形パネルに適合します。
また、工事仕様は日本建築学会が編集した「建築工事標準仕様書・同解説 JASS27 乾式外壁工事 4節 ALC薄形パネル外壁工事」に規定されています。
建築工事標準仕様書・同解説
JASS27
乾式外壁工事

日本工業規格
JIS A 5416
「軽量気泡コンクリートパネル
(ALCパネル)」
