施工方法・参考納まり図

ネオマフォームDHの施工(断熱補強部)

ネオマフォームDHの施工は、打込み工法とし、その上に樹脂モルタルを2~3mm程度薄塗りし、クロス仕上げすることを標準としています。
ネオマフォームDHの床部位への施工は後張りとし、乾式二重床仕様の場合のみ施工可能となります。直床仕様では施工できません。
※詳細につきましては
「ネオマフォームDH施工要領書」をご参照ください。

1.型枠への設置

ネオマフォームDHの型枠への固定には仮固定専用プラスチック釘セット「ネオマキーパーⅡ」の使用をおすすめします。

  • 鉄釘は、錆が発生した場合、内装に影響を与える恐れがありますので使用しないでください。

16~20 本/ 枚(455×1820)を目安として使用します。固定ピッチは表の通りです。

※型枠上はノロが入りやすいため、その他の箇所よりピッチを狭くしてください。

固定ピッチの目安
  固定ピッチ
長手方向 250mm~300mm
幅方向 (型枠上部)150mm~200mm
(その他)200mm~250mm
固定ピッチの目安
  • ネオマフォームDHには、裏表はありません。
  • 型枠のはく離剤がネオマフォームDHに付着すると、脱型後に施工する樹脂モルタルの付着力低下につながりますので、ご注意ください。
  • 建物竣工後に雨掛りになる箇所への使用は避けてください。
「ネオマキーパーⅡ」(旭化成建材製)

「ネオマキーパーⅡ」
(旭化成建材製)

2.型枠の建込みとコンクリートの打設および脱型

  • セパレーターおよび軸足、断熱コーンを用いて型枠を建込み、ネオマフォームDHに直接バイブレーターを当てないよう打設作業をしてください。
  • 脱型時も、ネオマフォームDHを傷めないよう丁寧に型枠を解体してください。
型枠の建込みとコンクリートの打設および脱型
断熱コーン(現地調達品)

断熱コーン(現地調達品)

3.ネオマフォームDH面の下地調整

  • コンクリートノロはできる限り取り除き、専用プラスチック釘は切り取ってください。
  • ネオマフォームDHの面材のみが剥がれている場合は、カッター等で剥がれている面材のみを切り取ってください。(シーラー塗布後樹脂モルタルを施工すれば支障はありません。)
  • ネオマフォームDHが大きく破損している場合は、破損箇所を切り欠き、代替材を後から接着貼りしてください。(接着剤は「変成シリコーン系」のものをおすすめします。)
  • セパレーターの穴等は、必要に応じ一液式ウレタンスプレー等で充填してください。
  • ネオマフォームDH表面の埃等を十分清掃した上で、シーラーを塗布してください。
  • ネオマフォームDHの目地部およびネオマフォームDHとコンクリートの境界面に、クラック防止のため、ファイバーテープ等を貼ってください。
ネオマフォームDH面の下地調整
ファイバーテープ(現地調達品)

ファイバーテープ
(現地調達品)

4.樹脂モルタルの施工

仕上げモルタル施工要領書
  • ネオマフォームDH表面に施工する樹脂モルタルは塗り厚さ2~3mm程度とし、調合精度が確実で安定した性能が望める既調合樹脂モルタルをご使用ください。(既調合樹脂モルタルに軽量骨材を添加すると、付着強度が低下するので避けてください。)
  • 複層塗りをする場合は、下層の樹脂モルタルを十分乾燥させた上、上層の樹脂モルタルをできるだけ薄塗りしてください。
    (下地のネオマフォームDHが吸水しにくい素材ですので、通常よりも下層樹脂モルタルの養生期間を長めにとってください。)
  • 樹脂モルタル施工後、強い衝撃を加えるとひび割れ・へこみが生じますのでご注意ください。
  • 他、樹脂モルタルおよびシーラーの調合方法および詳細な施工方法等につきましては、既調合樹脂モルタルおよび下地処理剤メーカーの仕様書を良くご理解の上、施工ください。

以下のような場合、特にひび割れに対する注意が必要です。

ひび割れに関する注意事項
  • 樹脂モルタルを厚塗りする場合
    樹脂モルタル収縮量が大きくなり、ひび割れを生じさせる恐れがあります。
  • 型枠の目地違い等によって、モルタル厚にむらが生じる場合
    樹脂モルタル収縮量に差が生じ、ひび割れを生じさせる恐れがあります。
  • 樹脂モルタルを施工するネオマフォームDH面が広い場合
    樹脂モルタル収縮量が大きくなり、ひび割れを生じさせる恐れがあります。

万一、ひび割れが生じた場合は、ひび割れの進展が収まった後樹脂モルタルを充填して仕上げてください。

白華現象について
ネオマフォームDH面はコンクリート面と比較して吸水量が少ないため、気象条件・シーラーの未乾燥・水分過多な樹脂モルタル等によっては白華現象を生じる場合があります。 特に冬季の施工にあたっては、白華現象に対する十分な配慮をお願いいたします。

5.内装仕上げ

  • 内装仕上げは、クロス仕上げとしてください。クロスは厚手のものをおすすめします。
  • クロスの施工は、下地の樹脂モルタルを十分乾燥養生させた上で施工してください。
  • 塗装仕上げは、下地である樹脂モルタルにヘアクラックが発生することがありますので避けてください。

ネオマキーパーⅡ

「ネオマフォームDH」の型枠への固定は、「ネオマキーパーⅡ※」の使用をおすすめします。
※旭化成建材が開発した仮固定専用プラスチック釘セット

ネオマキーパーⅡの特徴は以下の通りです。

  1. カラーと釘を組み合わせて使用します。
  2. カラーの円錐形部分がコンクリートの中に埋まって一体化する事により、コンクリートに緊結します。
  3. カラーの3本の矢印状の突起が、ネオマフォームUFおよびDHに貫入することにより、アンカー力を生み出します。
  4. 釘の先端部に段差を設けることにより、釘を過剰に打込むことを抑制します。

型枠設置状況および脱型後の状況

カラーと釘

カラーと釘

カラーと釘をセットした状態

カラーと釘をセットした状態

設置状態

設置状態

ネオマキーパーⅡ以外を使用して面材が剥がれた例

ネオマキーパーⅡ以外を
使用して面材が剥がれた例

製品規格および適用品種一覧

針の種類

針の種類

品種 釘の長さ ネオマフォームの
適用厚さ
ネオマ
フォーム
UF
ネオマ
フォーム
DH
ネオマ
キーパーⅡ-A
38mm 13mm 12mm
ネオマ
キーパーⅡ-B
47mm 22mm 21mm
ネオマ
キーパーⅡ-C
51mm 26mm 25mm
ネオマ
キーパーⅡ-D
59mm 34mm -
ネオマキーパーⅡは、ネオマフォームUF・DHの厚さにあったものをご使用ください。(図1)
短いものを使用すると、釘部が型枠合板に届かず固定できません。(図2)
また、長いものを使用すると釘とカラーが一体化せず、ネオマフォームと型枠合板との間(図3)やカラーとの間(図4)に隙間が生じ、適切に仮固定できないおそれがあります。
図1 〇

図1

図2 ×

図2

図3 ×

図3

図4 ×

図4

参考納まり図

参考納まり図

※11階以上に使用する等で内装制限を受ける場合は、ネオマフォームUF(不燃材料認定品)をご使用ください。

※上記の参考納まり図は、断熱層を貫通する柱、梁等が900mm未満の場合です。