 |
「外断熱」は、断熱材を構造体であるコンクリートの外側に設置して、建物全体を包む工法です。このため、外気温の変化がコンクリートへ与える影響が少なくな り、冷暖房用エネルギーの削減、結露の抑制、建物の長寿命化など、建築物にとって多くの長所を備えた工法であると言えます。
一方、断熱材を構造体であるコンクリートの内側に設置する「内断熱」は、これまで、日本の多くの建築物で採用されてきた工法ですが、外気温の変化に合わせ てコンクリートの温度も上下するため、室温もその影響を受けます。また、「熱橋」と呼ばれる断熱できない部分が多く生じるため、必要に応じて断熱補強を行 うなどの対応が必要となり、それが適切でなければ、断熱性能の低下や結露の発生する可能性があります。
昭和50年代前半から特に北海道などの寒冷地域において外断熱建物の建設が進められてきましたが、建築物の省エネルギー化による温室効果ガスの削減が急務となってきた近年、より注目される断熱工法となってきました。 |
|