RC造について
全般
- ネオマフォームをコンクリートに打込んで使用できますか?
- RC打込み専用品「ネオマフォームDH」「ネオマフォームUF」をご採用下さい。その他の製品は外断熱も含めコンクリートへの打込みはできません。
- 断熱改修をしたいのですが?
- 壁の内断熱改修用の製品として、「ネオマフォームFS」「ネオマ断熱ボード」を用意しています。改修工法の詳細はお問い合わせ下さい。
- 屋根スラブの断熱防水工法に使用できますか?
- 断熱材の下側に防水層を設置するUSD工法は、ネオマフォームが含水し断熱性能が低下しますので使用できません。
- シート防水なら使用できますか。
- シート防水メーカー様によってはネオマフォームを標準仕様とされている場合もあります。その場合は当該メーカー様の仕様に従いご利用をお願いいたします。また、歩行部位に使用する場合は、金属鋼鈑と一体化した製品などをご採用下さい。
ネオマフォームDH
- ネオマフォームDHはどのような製品ですか?
- RC造界壁部の断熱補強用が主な用途で、厚さ12mm等の製品をコンクリートに打込んで使用します。断熱補強の範囲は地域によって異なりますので、カタログにてご確認下さい。
- なぜ断熱補強が必要なのですか?
- 内断熱されたRC外壁熱橋部の結露防止と熱損失低減のためです。建築物省エネ法に係る「建築物エネルギー消費基準(省エネ基準)」でも規定されています。
- 表面仕上げは必要ですか?
- 表面を樹脂モルタルで下地を造り、クロス貼り等で仕上げて下さい。 樹脂モルタルは、富士川建材工業(株)製を推奨しています。 樹脂モルタル:フジライト#20 シーラー:シーレックス#50 内装仕上げ仕様は弊社カタログを参考に設計者様にてご決定いただくようお願いします。
ネオマフォームUF
- ネオマフォームUFはどのような製品ですか?
- 駐車場や免震ピットの天井面、11階以上の内装制限を受ける断熱補強等、断熱性能が必要でかつ法定不燃材料が要求される部位に使用されます。
- ネオマフォームUFの打込み面はどちらですか?
- 製品の紙面材面に「こちらの面がコンクリート側です」と印字されていますので、紙面材面を打込み面として下さい。印字がない無機質板面をコンクリート側にして打込まないで下さい。
ネオマフォームDH・UF施工
- 型枠の設置に際し注意事項はありますか?
- 型枠への固定に当たっては専用副資材「ネオマキーパーⅡ」を必ずご使用して下さい。鉄釘は、脱型時に製品を破損するおそれがあり、錆が発生した場合内装を汚すことがありますので使用しないで下さい。その他詳細については、施工要領書をご参照下さい。 その理由は、極めて高い独立気泡率と気泡を構成するフェノール樹脂のガス透過性が非常に低いためです。
- 型枠代替として使用できますか?
- 型枠として強度・剛性等の性能が不足していますので、使用できません。
- 打込み以外に後張り施工できますか?
- 両製品とも打込み施工を標準としていますが、後張り施工も可能です。接着剤は、以下に示す変成シリコーン系をご使用下さい。天井など水平部に後張りする場合は、プラスチックピンを必ず併用して下さい。 ・セメダイン「PM525」、コニシ「ボンドKMP10」、タイルメント「MS-850」 等
外断熱工法(壁)
- 外断熱工法で打込みができますか?
- 打込みはできません。ネオマフォームの後張り工法として下さい。
- 外断熱の場合の仕上げはどのようにすれば良いですか?(モルタル仕上げなど)
- モルタル等の湿式の仕上げはできません。ネオマフォームの保護(脱落・日射暴露など)も含め、脱落、変形等のおそれがない仕上げ材の選定をお願いいたします。下地金物等で乾式の通気工法としスパンドレル等の外装材での仕上げが一般的です。弊社では、RC造外断熱システム「Noim(ノイム)」をご用意していますので、ご検討下さい。尚、「Noim(ノイム)」のご検討に当たっては、弊社にご相談いただくようお願いいたします。
- 耐火認定は必要ですか?
- RC造の外壁については個別に耐火構造認定取得の必要はありません。有機系の断熱材(JIS製品である発泡プラスチック系断熱材)を用いた外断熱を施すことが可能です。RC造でない場合は個別の大臣認定が必要になりますのでご留意下さい。