ユカテックQ&A

性能について

Q1 ユカテックの性能は、何を見ればわかりますか?

A1

遮音性能は「床を科学する」の「遮音性」をご参照ください。物性については「ユカテック」の「物性」をご参照ください。
Q2 D値って何ですか?

A2

音圧レベル差の遮音等級の呼び方です。D-40、D-50のような形で表します。数値が高いほど遮音性能が良くなります。詳細は「音を科学する」の「遮音について」をご参照ください。
Q3 LHとLLって何ですか?

A3

衝撃音の遮音等級(L)の呼び方です。 LHは、重量床衝撃音、 LLは、軽量床衝撃音の遮音等級です。現JISでは、Lr(重量、軽量床衝撃音の両方同表記)で表記されていますが、わかりやすく区別するためにLH 、 LLで表記しております。その他詳細は「音を科学する」の「遮音について」をご参照ください。
Q4 ユカテックを使用すれば、音は完全に遮断できますか?

A4

完全に音を遮断することはできません。ユカテックは、LH-65程度の遮音等級となりますが、これは、住宅金融支援機構が共同住宅に期待している数値です。木造においては、良いレベルと思われます。
Q5 ユカテックは重量床衝撃音のみに効果があると聞きましたが、
軽量床衝撃音はどうやって軽減すればいいでしょうか?

A5

基本的には、床仕上げ材を緩衝材付フローリング、カーペット等で対策します。詳細は「床を科学する」をご参照ください。(ユカテックのみでは軽量衝撃音の軽減効果はありません。)

工法/使用範囲について

Q1 ユカテックは2階の床に必ず隙間なく並べなければなりませんか?

A1

部屋の周囲とのクリアランス(隙間)はなるべくないよう0~5mm程度で取り付けます。5mmを超える場合は、シーリング材または専用補修材(サンモルC)を充填します。パネル間は、突き付けが標準です。
Q2 ユカテックはベランダや陸屋根、屋外廊下に使用できますか?

A2

漏水、強度、耐久性の低下の恐れがあるため、使用できません。
Q3 ユカテックは鉄骨造に使えますか?

A3

木造建築物専用のため使えません。
Q4 ユカテックは床暖房と併せて使用できますか?

A4

床暖房の仕様は規定しておりません。ご採用に当たっては設計者判断でお願いします。
※ユカテックはコンクリート系材料特有の水分を保持しており温度条件によっては床材に影響を与える恐れがあります。
Q5 ユカテックはリフォームにも使えますか?

A5

床の構造(根太、梁、下地合板など)がしっかりしている場合は、使用可能(新築床の同様の使用方法)と思われます。ご使用の際は、設計者判断でお願いします。
Q6 ユカテックの上に使用する接着剤(ボンド)の種類は指定がありますか?

A6

ユカテックと上張り合板間に接着剤を使用する場合は、市販のコンクリート~木用をご使用ください。フローリングを接着留めする場合は、フローリングメーカー指定の専用接着剤をご使用ください。
Q7 ユカテックの副資材(ネジ)は、市販のもので代用できますか?

A7

基本的には、専用副資材をご使用ください。市販品を使用する場合は、設計者判断でお願いします。
Q8 ユカテックは防火性があると聞きました。暖炉には使えますか?

A8

暖炉に使用すると、常時高温状態にユカテックがさらされる可能性があり、ひび割れ等の不具合が発生する恐れがありますので、使用しないで下さい。
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