RC造打込工法用

ネオマ®︎フォームDH

RC造

※「ネオマフォームDHTM」は2025年3月をもって販売を終了いたします。内容はこちらをご確認ください。

ネオマ®︎フォームDH製品画像

ネオマフォームの両面に特殊樹脂をコーティングした、RC造・打込み工法用断熱補強専用品です。

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断面図

断面図画像

構成

構成
断熱材 塗布剤
ネオマフォーム
JIS A 9521フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ
JIS A 9511フェノールフォーム保温板1種2号C
両面特殊樹脂

製品規格

品番 厚さ(mm) 幅×長さ(mm) EI認証対象 熱抵抗 ※1 [(m²・K)/W]
12DH45 12 455×1820 0.6
12DH91 910×1820
25DH91 25 1.3
50DH91 50 910×1800 2.5

※1 熱抵抗はネオマフォームの断熱性をDHの断熱性としています。

優良断熱材(EI)認証制度について

優良断熱材(EI)画像

「優良断熱材認証制度」は一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会がすぐれた品質管理のもとに安定した断熱性能を有する優良断熱材(EI)を認証する制度です。省エネ基準適合義務化の断熱性能の確認において、JISと並ぶ第三者認証制度として利用できます。 (製品規格表の「EI認証対象」欄に、●印で示すものが、対象品番となります。)

断熱材の基本物性(高密度品)

項目 物性値
熱伝導率[W/(m・K)] 0.020以下
密度(kg/m³) 38以上
圧縮強さ(N/cm²) 22以上

ネオマフォームの物性値は、測定データの代表値

<試験方法>
■密度、圧縮強さ:JIS A 9521、JIS A 9511
■熱伝導率:JIS A 1412

ホルムアルデヒドの放散について

ネオマフォームDHは、以下の材料で構成されていますので、内装の露出の有無に関わらず使用面積の制限なくお使いいただけます。

断熱材規格 JIS A 9521フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ F☆☆☆☆、
JIS A 9511フェノールフォーム保温板1種2号C F☆☆☆☆
表面塗材 非ホルムアルデヒド系樹脂

ネオマフォームDH:界壁(断熱補強)用途

ネオマフォームDH:界壁(断熱補強)用途画像

ネオマフォームDHは両面に特殊樹脂を塗布したRC打込み可能な製品です。界壁等の断熱補強が必要な部分に打込むことで、段差なく施工ができます。最高レベルの断熱性能で、増打ちコンクリートの厚さを薄くできます。

※11階以上に使用する等で、内装制限を受ける場合は、ネオマフォームUF(不燃材料認定品)をご使用ください。

ネオマフォームDHの特徴

ネオマフォームDHの特徴|断熱性

熱伝導率0.020[W/(m・K)]の高断熱性により、高い断熱性能を発揮します。

ネオマフォームDHの特徴|薄い仕上げ

外壁内断熱では壁厚を薄く、天井断熱では階高を確保しやすくなります。
また、成形品であるため、現場発泡ウレタンのように設計厚さより現場吹付厚さを増やす必要もありません。

ネオマフォームDHの特徴|施工性

RC打ち込みが可能で、型枠設置時に断熱工事が完了します。
現場発泡ウレタン吹付と比べて、天井面への上向きでの吹付作業や現場養生、
足場設置が不要なため、工期短縮や現場手間の軽減に大きく貢献します。

ネオマフォームDHの特徴|耐燃焼性

熱硬化性で熱に強く燃えにくく、炎をあてても炭化するだけで、燃え上がることはありません。
溶接作業、ガス溶断作業、グラインダー作業など、建設現場で想定される火気作業に対しても、
着火、燃焼へ繋がるおそれが小さい特性を持ちます。

ネオマフォームDHの特徴|型枠脱型時画像

型枠脱型時

ネオマフォームDHの特徴|モルタル仕上げ終了時

モルタル仕上げ終了時

ネオマフォームDHによる断熱補強

ネオマフォームDHによる断熱補強TOP画像

①必要部分へ打ち込むことで、段差無く施工できます。
②最高レベルの断熱性能で、増打ちコンクリートの厚さを薄く(12mm)できます。
③厚さ12mmなので居室を広く利用できます。

従来の断熱補強との比較

従来の断熱補強との比較|パターンA(ウレタン吹付け工法)

室内側に段差が生じ、
納まりが悪くなる。

従来の断熱補強との比較|パターンB(石膏ボード付き断熱材後張り工法)

室内側に段差が生じ、納まりが悪くなる。躯体との間に隙間が生じやすい。

従来の断熱補強との比較|パターンC(一般断熱材打込み工法)

増打ちコンクリートが厚く、建物の重量がUP。

断熱補強の基準

内断熱工法の場合

地域の区分
1及び2 3及び4 5、6及び7 8
断熱補強の
範囲(mm)
900 600 450
熱抵抗の基準値
〔(m²・K)/W〕
0.6 0.6 0.6

「住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準」
(平成28年 国土交通省告示第266号)より、抜粋

(2) 外皮の断熱性能等に関する基準
ハ 構造熱橋部の基準(抜粋)
柱、梁等が壁又は床の断熱層を貫通し、かつ、壁又は床から柱、梁等の突出先端部までの長さが900ミリメートル未満であるときは、当該柱、梁等がないものとして扱うこととする。

ネオマフォームDHの厚さ

ネオマフォーム(t=12)の熱伝導率はλ=〔0.020W/(m・K)〕であり、 上記熱抵抗の基準値〔0.6(m²・K)/W〕をクリアする厚さは以下の式により、12mmとなります。
熱抵抗R〔(m²・K)/W〕=断熱材の厚さt(m)÷熱伝導率λ〔W/(m・K)〕∴t=R×λ=0.6×0.020=0.012m=12mm

断熱補強部の必要厚さ例〔熱抵抗0.6(m²・K)/W〕

熱伝導率[W/(m・K)]※2 必要厚さ
ネオマフォーム※1 0.020 12mm
JIS A 9521 硬質ウレタンフォーム断熱材2種2号A 0.024 14.4mm
JIS A 9521 押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA 0.028 16.8mm
JIS A 9521 押出法ポリスチレンフォーム断熱材1種bA 0.040 24mm

※1 ネオマフォームDHの断熱材部分(JIS A 9521フェノールフォーム断熱材1種2号CⅡ)
※2 いずれも「JIS A 9521建築用断熱材(2022)」によります。

遮音性

遮音性画像

断熱補強部の必要厚さ例〔熱抵抗0.6(m²・K)/W〕

〈測定概要〉
実際に施工された実棟において、JIS A 1417:2000「建築物の空気音遮断性能の測定方法」を参考として行った。

〈測定結果〉
ネオマフォームDHにて界壁部分の断熱補強を行った隣戸間の遮音性能はD-50であった。これは、日本建築学会の遮音性能基準による適用等級(集合住宅)1級として認められ、ネオマフォームDHを使用することによる遮音性低下への影響は少ないと考えられる。

ネオマフォーム RC造後張り用途

ネオマフォームDHは、RC打込み用ですが、後張りも可能です。詳細については、施工要領書をご参照ください。

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