住宅性能を決める 外張り断熱について
外張り断熱とは?
外張り断熱とは、建物の柱や梁の外側から、建物全体を断熱材で包み込む断熱工法です。壁の中だけで断熱するのではなく、 構造体そのものを外側から覆うことで、熱の出入りを抑えやすくなります。
この工法の特徴は、断熱の連続性を確保しやすいこと。
柱や梁による熱橋の比率が下がり、室内の温度ムラや結露のリスクを抑えることにつながります。
また、構造体が外気の影響を受けにくくなるため、
冬の冷え込みや夏の暑さが厳しい地域でも、安定した室内環境をつくりやすい点も特長です。
外張り断熱は、断熱性能だけでなく、建物全体のつくり方として、住まいの快適性と耐久性を支える工法です。
外張り断熱のメリット
merit 01
正しい施工で
高断熱化と快適な空間を実現
一般に、UA値が0.4を下回る住宅を実現するためには、「付加断熱」が欠かせないと言われています。
実際に「快適に暮らせる住まい」をつくるためには、UA値という数値性能だけでなく、「温度」「湿度」「気流」「周壁温度」という快適環境の4つの要素をバランスよく整えることが重要です。
このうち、「周壁温度」を快適な範囲に保つためには、外皮の断熱性能をしっかりと高めることが重要ですが、なかでも、柱や間柱などの木材による熱橋をできるだけなくすことも大切なポイントになります。その有効な方法の一つが、「外張り断熱工法」です。
一般的な「充填断熱工法」では、外皮全体の約20%が熱橋になります。 木材は断熱材に比べて熱を伝えやすいため、柱や間柱など断熱材で覆われていない部分が熱の逃げ道となり、壁の表面温度にムラが生じてしまいます。
また、充填断熱では柱の寸法による断熱材の厚みの制約があるため、断熱性能の向上には限界があります。
一方、「外張り断熱工法」では、柱や間柱といった木材を断熱材の内側に収めることができるため、木材が熱橋になりにくく、壁の表面温度のムラも生じにくくなります。
さらに、充填断熱と外張り断熱を組み合わせた「付加断熱工法」にすることで、より高い断熱性能と、快適でムラの少ない室内環境を実現することが可能です。
夏
冬
merit 02
断熱材の表面を気密ライン
として考えることができる
ネオマフォームで外張り断熱を行うと、
その表面を連続した気密ラインとして捉えることができます。
気密ラインがシンプルになることで、
設計・施工の両面で精度を保ちやすく、
計画通りの性能を安定して発揮しやすくなります。
merit 03
内部結露のリスク低減による
躯体の保護
内部結露とは、住宅の壁体内部、床下、天井裏など、目に見えない場所で発生する結露です。
夏はネオマフォームの高い透湿抵抗によって外部からの湿気の侵入を抑え、壁体内の湿度上昇を防ぎます。
冬は外張り断熱が壁体内の温度を高く保つことで露点温度に達するのを防ぐため、年間を通じて内部結露を抑制します。
夏
夏の内部結露は、高温多湿の外気が冷房で冷やされた室内側へ移動する途中で発生します。湿気を含んだ外気が室外から入り込み、断熱材表面や防湿シートの室外側で露点温度を下回ることで結露します。
ネオマフォームは透湿抵抗が高く水分を通しにくいため、ネオマフォームを外張り断熱に使用することで外気側の湿気が室内側へ移動するのを抑制し、夏型内部結露のリスクを低減します。
冬
一方、冬の内部結露は、暖かく湿った室内の空気が冷たい室外側へ移動する途中で冷やされて発生します。室内側から室外側へ湿気が移動するにつれて温度が急激に下がり、断熱材と構造体の境界付近で露点温度を下回ることで結露します。
ネオマフォームを外張り断熱に使用すると、この境界付近の温度が露点温度に達しにくくなり、
冬型内部結露のリスクも低減します。
このように、ネオマフォームを外張り断熱に使用することは、夏型・冬型いずれの内部結露リスクも低減し、躯体の腐食を防いで建物の長寿命化に寄与します。
ネオマフォームの豊富な
防耐火構造認定
旭化成は豊富な防耐火構造認定を取得しています。
ネオマフォームなら、様々な充填断熱材や外装材との組み合わせでご採用いただけます。
防耐火構造認定書一覧
ネオマフォームの防耐火構造認定に関する情報は
こちらからご覧ください。
断熱材の施工の
大切さ
どんなに優れた断熱材でも、
正しく施工されなければUA値の計算通りの性能は発揮できません。
正しく施工して初めて、性能が十分に発揮されます。
施工に関する資料と必要な副資材をご確認ください。
壁施工資料一覧